医療・高齢者等特別委員会

令和5年6月21日

(訪問介護登録ヘルパー(アルバイト職員)の移動時間の時間給の保障について)

◆浜田ゆきひろ委員 陳情第6号に関しまして、まず、この移動時間の時間給について実態把握が大事だと思っております。
 労働基準法上、事務所から利用者宅、それから、複数利用者宅間の移動時間、待機時間は労働時間として扱うはずではあるのですけれども、労働時間として扱っていない事業所がどれぐらいあるのか。
 それから、ここに書いてある最低賃金を下回る場合があるというのが、どれぐらいそういった扱いをしている事業所があるのかというのを、介護労働実態調査などで最低賃金が保障されていないとする回答があったとか、また、訪問者間の最長移動時間の平均とか、あと、雇用形態別の平均賃金の情報とか、移動時間分を別手当にしていたり、賃金に上乗せするところもあったりするようなので、その事例も併せて、実態が分かる情報をいただければと思います。

◎介護保険課長 正副委員長と御相談の上、対応させていただきます。

令和5年6月23日

(練馬中学校デイサービスセンターの廃止について)

◆浜田ゆきひろ委員 私からは、練馬中学校デイサービスセンターの廃止について、2点、質問させてください。
 今回、廃止の理由として、利用ニーズが高い入浴施設がないことなどから利用率の低い状態が続いているとありますが、現状の入浴施設はどのような設備なのでしょうか。
 また、それを原因として利用率が低いとしたアンケートなど、根拠はあったのでしょうか。利用状況と併せて教えてください。

◎高齢社会対策課長 まず、練馬中学校デイサービスセンターは入浴設備がないということでございます。
 入浴の提供を行っていない一般的なデイサービスセンターは、把握している限りではないと思ってございます。
 ただ、例えば、リハビリ特化型のデイサービスセンターでは入浴提供を行っていない。介護予防を目的として比較的短時間で通われて帰られるデイサービスセンター以外は、大体が入浴提供を行っている状況でございます。
 入浴設備でございますけれども、介助が必要な方でも入浴できるような機械が設けられてございます。
 練馬中学校デイサービスセンターの利用状況でございます。
 昨年度の実績で、利用登録者数は月平均で39名いらっしゃいます。年間の延べ利用者数が2,623名、1日当たり9名程度の御利用でございます。
 こちらは小規模な地域密着型のデイサービスセンターということで、定員15名でやってございます。利用率は59.7%でございます。
 比較的、自立度の高い方が通われていまして、平均要介護度としては1.73といった状況がございます。

◆浜田ゆきひろ委員 お話にもありましたが、入浴は、継続によって要介護のリスク減少の可能性も期待されている中、在宅での入浴介助は本当に負担が大きいものですので、デイサービスにおける入浴サービスは地域に欠かせないものだと思っています。
 廃止ではなくて、設備等の改修によって改善することは困難という判断だったということでよろしいでしょうか。

◎高齢社会対策課長 こちらは、練馬中学校の校舎の1階にございます。
 もともとは特別教室を転用して設置してございますので、入浴設備を新たに設けるのは難しいところがございます。

◆浜田ゆきひろ委員 分かりました。続いて、2点目ですけれども、利用者は他施設での受入れが可能であることからとの理由につきまして、受入れ可能な他の施設はどのぐらいあるのか。区立と民営別で数を教えていただけたらと思います。

◎高齢社会対策課長 現在、練馬区内にデイサービスセンターは200か所以上ございます。
 現在の指定管理者が運営しているデイサービスセンターも11か所ございます。
 大体、区内のデイサービスセンターの利用率が7割程度でございますので、十分、他施設で受入れが可能と考えてございます。

◆浜田ゆきひろ委員 今ある施設で受入れが大丈夫ということで、少し安心しました。
 本当に、デイサービスはもちろん、介護現場では全般的に人材不足とか、あと、報酬が低いことなどから、民間の経営難が大変問題になっています。市場競争を見守りながらも、区立運営の意義の再検討、また、人材確保、例えば、あっせん等も含め、より直接的な民間経営のサポートも進めていただくよう、私から要望して質問を終えたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました