文教児童青少年委員会

令和5年6月20日

(子ども相談アプリの運用開始について)
◆浜田ゆきひろ委員 御説明ありがとうございました。
 今回、相談対象者を小中学生としている点につきまして、小学校低学年からいじめの事件が起こっている現状に対して、近年は小中学生にもスマートフォンをはじめネット端末が普及していることから、学生向けのアプリによる相談体制は大変有用だと思いますが、高校生を対象に入れていない理由はございますか。
 今後対象とする予定等がありましたら、併せて教えてください。

◎学校教育支援センター所長 高校生につきましては、都立、私立等の学校へ所属しております。それぞれの所属の学校において、設置者によってスクールカウンセラーなど様々な相談体制がとられていると認識してございます。
 今回の運用においては、区では小中学校の設置者ということで、小中学生を対象として運用すると考えてございます。
 今後につきましては、今回の運用を検証し、様々な御意見を伺いながら、必要に応じて考えてまいりたいと認識してございます。

◆浜田ゆきひろ委員 ありがとうございます。
 今回すごくいいアプリだと思います。昨今、ネットによる誹謗中傷など、サイバーいじめも激化している中で、高校生を含めたいじめ被害の個別的ケアも対象となるよう、ぜひ御検討をお願いできたらと思います。
 あと次に、もう1点質問させていただければと思います。
 相談員の回答体制につきまして、後ろのイメージ図では、相談員から2分ほどで回答を得ているようなイメージと思いますが、実際の運用下における回答は、どのくらいでもらえるのでしょうか。
 予定している相談員の対応体制や、過去の実績なども含めて教えていただければと思います。

◎学校教育支援センター所長 まず、回答に要する時間は、御相談のお悩みレベルによって、短い、長いがあるかと考えてございます。
 簡単なお悩みでしたら、すぐに気持ちに寄り添った返信が可能かと思います。また、込み入った話だと少々時間がかかるかと思ってございます。
 また、今回の相談体制につきましては練馬区の専任ということで、この時間、この画面に張りついている担当スタッフがいると認識してございます。

◆浜田ゆきひろ委員 ありがとうございます。
 その相談員の体制は、人員、日中何人ぐらいというのも具体的に分かりましたら、教えていただけますか。

◎学校教育支援センター所長 相談の体制でございます。
 まず、相談時間が夕方午後5時から夜午後10時までの運営時間を予定してございます。
 その中で、先ほど申し上げました練馬区専任の担当者が、画面に一人張りつくような状況です。
 それから、それをサポートするその他の専門職職員もその背後にいて、チーム制で相談体制をとっているという形でございます。

◆浜田ゆきひろ委員 ありがとうございます。
 いじめの悩み相談において、回答内容も重要でありますが、いかに早く対応してくれるかが大事な状況もあります。
 迅速な対応ができる体制づくりを再度要望させていただき、質問を終わります。

令和5年6月22日

(向山小学校の改築について)
◆浜田ゆきひろ委員 御説明をありがとうございました。
 私からは、向山小学校の改築に関しまして、仮設校舎建設後のグラウンドの使用に関しまして、1点質問させてください。
 建築計画を拝見しますと、来年の仮設校舎建設後のグラウンドが500平方メートルとかなり小さくなっていて、その後は、さらに狭いひろばのみになる予定となっております。
 体育の授業や運動会等の際の使用場所について、代替地などの御予定はありますか。教えてください。

◎学校施設課長 向山小学校については、仮設校舎を建設することにより、グラウンドがかなり狭くなってしまう状況でございます。
 授業は体育館を利用する。それから、運動会等の行事は近隣の学校のグラウンドをお借りして実施することを想定してございます。
 こちらについては、学校とも協議して、円滑に進めてまいりたいと考えております。

◆浜田ゆきひろ委員 ありがとうございます。
 近隣の学校のグラウンドを使うということですけれども、この仮設校舎自体が来年にはできてしまうので、利用のめどは立っているのでしょうか。

◎学校施設課長 今現在、学校とも協議しながら、近隣の学校への打診は調整してございます。
 こちらについては定例的に学校とも協議を行っておりますので、その中で逐次進めてまいりたいと考えております。

◆浜田ゆきひろ委員 ありがとうございます。
 コロナも収束して、やっと運動会等の体育イベントもできるようになりました。また、太陽の下で、外で運動する機会は、子どもの成長の発達にも大事なので、グラウンドの確保は早めに行っていただければと思います。よろしくお願いします。

(中学生海外派遣について)
◆浜田ゆきひろ委員 御説明ありがとうございました。
 私から、2点ほど質問させていただければと思います。
 まず、ホームステイ先の受入れ体制につきまして、受入れ先の家庭を募集したときの数によって、1家庭1生徒とならない場合も出てくるかと思いますが、今回の状況を教えていただければと思います。

◎教育指導課長 私どもは、1家庭に1人の生徒が派遣できるように、望んでいるところでございますが、現地の留学先の状況が様々でございます。
 今年度は1家庭に2名の生徒を受入れる状況になるのではないかと業者から聞いてございます。まだ確定してございませんが、1家庭2名程度になると伺ってございます。

◆浜田ゆきひろ委員 ありがとうございます。
 実は、私も10数年前に海外派遣に参加させていただいた1人でございますが、ホームステイ先では、私と他校の生徒と、現地で既に日本人の留学生の方がいらっしゃって、日本人3人での滞在になりました。
 もちろん、生活の中で日本人同士の助け合いで学ぶこともありますが、一人で自立して異なる環境、異なる言語、文化の中で乗り越えて学ぶ経験は、特に学生のときは希少ですし、より一層成長の糧になると思いますので、個人的には、可能な限り1家庭1生徒の受入れになるよう尽力していただければと要望させていただきます。
 次に、派遣を終えた後、他校または派遣先との交流のイベントなどは予定しておりますか。

◎教育指導課長 派遣が終わった後の、派遣先との交流でしょうか。

◆浜田ゆきひろ委員 戻ってきた後に、一緒に行った他校の生徒との交流も含めて、また、ホームステイ先や、現地学校の生徒との国を超えた交流がイベントとしてあるのかを含めて、お願いします。

◎教育指導課長 まず、帰国後でございますけれども、8月25日に解団式がございます。
 ここでは、派遣生徒66名が、それぞれの体験したこと、学んだ内容や活動について報告するという会がございます。ここには保護者や学校関係者、また区民の方々が招待されることになります。
 その中で、派遣生徒同士の結びつきは、ここで1つ交流が行われるところでございます。
 あと、現地の高校の子どもたちや学校との交流は、公の場では特に設定してございませんけれども、個々の子どもたちが、それぞれの関係の中で生涯にわたって交流しているといったことも伺ってございます。

◆浜田ゆきひろ委員 ありがとうございます。
 私のときも解団式だけはありまして、他校の生徒と久々に再会、交流して、仲を深めるということはできたのですけれども、本当にそれ一度だけで、それ以降は、そういう機会がありませんでした。
 基本的には、海外の方も含めて個々人のやり取りが前提になると思いますが、中学生なので、特に海外の派遣先との個人交流はハードルもすごく高くあります。区が、何かしらその後の継続的な交流をサポートする企画をしてあげると、一期一会の出会いが、その後もずっと続く一生の財産になってくるかと思いますので、御検討をお願いできればと思います。
 質問は以上です。

◎教育指導課長 今回の中学3年生もしくは2年生で経験した8日間の経験が、引き続き継続的につながっていけることは非常に重要なことだと考えてございます。
 どのような方法があるのか、今後検討してまいりたいと思っております。

(子ども議会について)
◆浜田ゆきひろ委員 御説明ありがとうございます。
 1点だけ質問させていただければと思います。
 今回の目的が、選挙の仕組みや議会の仕組みを知る学習の機会だったり、区政の関心を高める機会ということなので、子どもたちがやるだけではなくて、実際に本当の議会の傍聴をしたり、現職の議員と交流するなどの試みは今までありましたか。それとも、また今後の予定を考えていたりとか、何かあれば教えてください。

◎青少年課長 過去には、試行として区議会議員の方との交流会を行ったことがあると聞いてございます。
 委員がおっしゃるとおり、議会を視察したり、区議会の仕組みの勉強については、今後も検討してまいりたいと考えてございます。

◆浜田ゆきひろ委員 ありがとうございます。
 せっかく中学生が実際に自分たちで体験して学んだ機会なので、実際の議員たちの活動を直接感じて、さらに区政の関心を高められるように、今後も交流の機会などを企画していただければと思います。
 終わります。ありがとうございます。

Details

令和5年7月20日

(長期休暇中の公立小中高等学校等での食事の無償提供の必要性について)
◆浜田ゆきひろ委員 御説明ありがとうございました。
 まず、本件の必要性を考える前提として、先ほど、野田委員から御質問もありましたが、現状、長期休暇中にどれだけの子どもたちにどのくらい必要な食事が足りていないのかというのを把握することは必要なことだと思います。
 重複する部分もありますが、具体的な数や概算のようなものを実態調査などで把握していますでしょうか。

◎保健給食課長 長期休暇中の食事ということ、恐らく1日3食のことになると思いますけれども、どのような状況なのかを調査したことはございません。

◆浜田ゆきひろ委員 現状は、そういった数を把握されてないということですけれども、まちの声などを聞く限り、結構足りてないというところでありますので、実態調査などをしてもいいと思います。
 子どもたちの数は多く、その子どもたちに対して供給していくとなるとボランティア団体とかNPO団体にすごく力をお借りしているところがあると思います。
 多くの人員が必要になると思います。また、費用も多く必要になってくると思います。小中高等学校で実施した場合に、どれぐらいかかるかという試算などは分かりますか。

◎保健給食課長 全校の児童・生徒が対象で、どのぐらいの費用がかかるか想定したことはございません。

◆浜田ゆきひろ委員 ありがとうございます。
 学校の数から考えても結構な人手が必要になると思います。
 安全性なども考えて、そういった、しっかりとした供給体制を整えるには、人手を集めることも大変なことであり、事業実施には苦労することと思います。その辺りも含めて、検討を進めていただけたらと思います。

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